夢―――――
 夢と現実の世界は違う。
 だけど、夢の世界でくらいは幸せな夢を見たい。
 別に現実の世界が不幸というわけでは無い。だけど少しくらいは――
 

 5ページ目始まります。


 ×月○日
 夢を見ました。夢の中での私は見知らぬ世界にいて、
 一面に広がるのはたくさんのお花達。だけど、ここにはそのお花と私だけ――
 それ以外には誰もいない。私だけしかいない。
 一人でいるのが怖くて、ひたすら辺りを探して回ってみるけど、やはり誰もいない。
 私は怖くて今にも泣きだしそうになる。
 何で夢の世界なのにこんな想いをしないといけないのだろうか?
 私が何か悪い事でもしてしまったのでしょうか?
 私は、恐怖の中あの人の名前を呟く。
「なのはさん……」
 彼女の名前を呼ぶだけで元気がでる。
「なのはさん」
 彼女の笑顔を思い出すだけで、自分も笑顔になれる。
「なのはさん……会いたいです……」
 誰もいない世界の中彼女の名前をひたすらに呟く。
 こんな事をしていても意味は無い。でも――

「リィンはほんとに甘えんぼさんなんだから♪」
「な、なのは……さん」
 来てくれた。この誰もいない世界になのはさんが来てくれた。
 それだけで、急に世界が変わった気がした。
 世界はさらに明るくなりそして、人も――
 ああ、なのはさんは私の世界をことごとく変えてくれる。
 それだけで私は幸せになれる。
 彼女がいるだけで本当に幸せだと感じれる。
 最近はあまり会う事は出来ないけど、せめて夢の中でならいつも会える。
 たとえ夢の中でも彼女に会えるだけで私は――


 

「はぁ……なのはさん……」
 今夜また夢の中でいいですから会えませんか?
 ほんの少しでいいですから……

inserted by FC2 system