大好きなあなたに近づきたくて、でも近づけない。
 どうすれば、あなたのように素敵な女性になれるのでしょうか?
 そして、あなたの好みの女性に私はなれるでしょうか?

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 ×月○日
 今日私は少しの勇気を振り絞って、彼女にある質問をしました。
 その質問はどうすればなのはさんのような女性になれるか? という内容で、それを聞いたなのはさんは、
『わたしみたいな人を目指してもいい事無いよ。リィンは、はやてちゃんみたいな人を目指せばいいと思うな』と、
言われました。確かにはやてちゃんは素敵な人で自慢のマスタ―ですが、私はなのはさん。あなたのようになりたい。
 そして、あなたの好みの人に……
 それを聞いたなのはさんは、『リィンはリィンのままでいいよ』って頭を撫でてくれ、優しい笑みを浮かべていた。
 でも私には解かりません。リィンはリィンのままで、あなたの好みの女性になれているのでしょうか?
 それとも、私には興味が無いのですか?
 そんな事は無いとは思いつつも、その不安は拭い去れない。
 いつか、なんはさんの前に素敵な人が現れるんじゃないかと、いやもう既にいるのかもしれない。
 もう、なのはさんは―――――

「――とと、いけません。一度思考が暗くなると一気に暗くなってしまいますね」
 書きかけの日記を一度閉じて、深く深呼吸をする。
「折角の日記なのですから、楽しい事を書きたいものですね。でも、これも日記の醍醐味なのですかね?」
 他の誰にも見せないから、その時の自分が素直に表現出来る。
「少しネガティブな内容かもしれませんが、こういうのもいいかもしれませんね」
 悲観するのはまだ早い。全てが終わってから泣けばいい。だから今は――
「今は、少しでも努力するですよ。お――♪」

 小さな少女の想い。ひとつの願を込めて、少女は拳を握る。
 大好きなあの人のため、少しでも彼女に近づくために…………

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