「ヴィヴィオー♪」
 物凄くご機嫌な感じで、なのはママが帰って来た。
「なのはママ。お帰りなさい」
「ただいま〜♪ にゅふふ〜♪」
「わっ!? ちょ、なのはママ!?」
 帰って来るなり、私に抱きついてくるなんて――
「って、なのはママお酒臭い!」
「にゃは〜♪」
 そっか。酔ってるんだ。
 だからこんな行動を取ってるのか。
 はは……っ。
 少しだけ期待して損をしたのかな?
 とりあえず、なのはママを寝かせよう。

 始まります。


「はぁ……疲れた」
 ベッドに運ぶだけの作業なのに物凄く疲れたよ。
 平常時なら問題なく運べたと思うけど今回は、なのはママがお酒に酔っていた。
 それが非常にマズかったんです。
 だって、なのはママったら物凄い色っぽい声を出すんだもん。
 あんな声を出されて、理性を保たないといけないんだよ?
 もう、それだけで精神的に疲れ果てちゃったよ。
 だけど、私は自分を褒めたいんだ。
 あの状況で、なにも手を出さなかったんだから。
 えらい。えらいよ私。

「ぅ……ん……ヴィヴィ……オ」
 なのはママが私の名前を呼んでる。
 一体、どんな夢を見てるのかな?
「……すき……だよ」
「ぁ……」
 寝言による告白。
 その言葉はどっちの意味合いが強いのかは分からない。
 例え、家族としての言葉でも嬉しく思う。
 出来れば、一人の女性としての言葉だとありがたいんだけど……ね。
 まぁ、それは寝言とかじゃなくて――

 ちゃんとした時に真剣に言って欲しいかな。
 そう。だから――

「なのはママ。いえ……なのはさん。私も好きですよ」
 この告白はノーカウントだよ。
 お互いに、その言葉は大切な時に言おうね。

 もっと、適切な時に……

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