夏休みの宿題。
 それは順調にやっていれば問題のないモノだけど……
 遊ぶことに夢中になって、やるのを忘れていた時には大変なモノへと変貌する。
 やっぱり日々の計画はとても大事なんだと思うの。
 そうすればこんなことにはならないんだから。

 始まります。


「ひーん! なのはちゃん助けて!」
「ダ〜メ。きちんと自分でやらないと意味がないでしょ」
「そんなことは分かってとるけど! でも今は時間が足りんのやって!」
「時間が足りないって、それははやてちゃんの自業自得だよ……」
 今、必死に机に向かって宿題をしているはやてちゃん。
 夏休みの宿題――それを夏休みが終わるギリギリで泣きながらやっているのだ。
「自業自得って言われてもな、私だって仕事とかやっててあまり時間がなかったんやで?」
「それはそうかもしれないけど」
 時空管理局の仕事で遊んでばかりじゃなかったのは分かってるよ? わたしもそうだったし。
 でもね、はやてちゃん。それでも宿題をする余裕はあったと思うの。
 だって、現にわたしがちゃんと宿題を終わらせることが出来てるんだもん。それも結構前に。
「なのはちゃん! 一生のお願い! 私の宿題手伝って!」
 両手を合わせて宿題のお手伝いをお願いしてきてるはやてちゃん。
 お手伝いをしてあげたいとは思うけど、ここは心を鬼にしないとダメだよね。
 わたしがお手伝いをしたら、はやてちゃんの為にならないもん。
「ダメ。はやてちゃん一人でやって」
「そ、そんなぁ〜」
 しおしお、と萎れていくはやてちゃん。
 うぅ……そんな悲しそうな顔を見せられたら気持ちが揺らいじゃうじゃない。
 でも! でも、宿題は自分の力でしないとダメだし……
「なのはちゃ〜ん……」
「うぅ゛」
 ズルい。本当にはやてちゃんのその顔はズルい。
 でもでもでも! ここで甘やかしちゃったらはやてちゃんの為にならないし。
 だけど、このままはやてちゃん一人に頑張らせるのは……うぅうぅ゛。
「なのはちゃ――」
「あぁもう! これならどうかな。はやてちゃんが一つ終わらせる度にご褒美をあげる」
「ご、ご褒美っ!?」
「う、うん……それで真面目に宿題するよね?」
 なんか急にはやてちゃんが元気になったんだけど。
 これはこれで少し怖いかも。でも、はやてちゃんがやる気になったのはいいこと、なのかな?
「そのご褒美は何でもええんか? 何をお願いをしてもええんか!?」
「何でもっていうのは……あ、あうぅ」
「じぃー」
 期待に満ちた視線を向けてくるはやてちゃん。
 そんな目をされたら期待に応えてあげないといけないって思っちゃうよ。
「なのはちゃん……」
「分かったよ。何でもいいよ。はやてちゃんが望むことをしてあげる」
「ホンマやな!? 絶対に叶えてもらうからな!」
「う、うん」
 凄く嫌な予感がするけど、はやてちゃんのやる気をなくさせるわけにはいかないもんね。
 それにこれで宿題をしてくれるのなら悪くはない、はず?
「よっし! やる気が出てきた! げへへ……なのはちゃんに何をさせようかなぁ♪」
 げへ、ぐへへへって、凄い声を出してる。
 ほんと、こういう時のはやてちゃんは無敵だよね。
 何をされるのか分からないけど、間違いなくエッチなことなんだろうなぁ。
 だけど、仕方ないよね。これもはやてちゃんの為だし、宿題が出来なくて怒られる姿は見たくないもん。
「楽しみにしててな、なのはちゃん」
「はぁ……」

 それからはビックリするくらいのスピードで宿題をこなしていった、はやてちゃん。
 ところどころあり得ないスピードだったけど、これも煩悩の力なのかな?
 とりあえずはそのおかげで無事はやてちゃんは宿題を終わらせることが出来たんだけど――
「なのはちゃん。覚悟しててな。たっぷりと可愛がってあげるからな♪」
「はやてちゃんのエッチ……」
 その結果、わたしがはやてちゃんにエッチなことをされることになってしまった。
 あ、あれ?わたしはちゃんと宿題をしてたのに、どうしてこんなことになったんだろ。
 そんなことを考えながらわたしは色々とエッチなことをされていくのでした。

inserted by FC2 system