何時も笑顔で、優しい表情をしている彼女。
 なのに、何でそんなムスッとした表情をしているのかな?
 わたしが何か悪い事した?
 ねぇ、教えてレイジングハート。

 始まります。


「……」
「レイジングハート?」
「…………」
 あぅ……レイジングハートが全然反応してくれない。
 今日も何時も通りの一日が始まると思ったのに、何故かレイジングハートの機嫌が悪い。
 何か悪い事をしたのかもって考えてみても、全然思い当たる節もないし、一体どうしたら
いいのかな?
 レイジングハートには、そういう表情は似合わない。彼女には優しい笑顔か、キリッとした
表情が一番似合う。
 だから、こんな表情じゃなくて、何時も通りの表情に戻って欲しいんだけど……
「わたしが何か悪い事をしたのなら謝るから、怒ってる原因を教えて」
 わたしが悪いのなら一生懸命謝るから。
「……別に怒っているわけではありません」
「で、でも……」
 誰がどう考えても怒っているようにしか見えないよ。
「これはワタシの勝手な我儘ですから、なのはは気にしなくていいです」
 そう言って、そっぽを向くレイジングハート。
 我儘……? レイジングハートの言う我儘って?
「ねぇレイジングハート。その我儘をわたしに教えてくれないかな?」
「いえ。気になさらずに……」
「ダメだよ。わたし達はパートナーなんだから」
「……なのは」
 わたしは普段のレイジングハートの表情が好きだから。
 こんな表情の彼女は見ていたくないから。
 我儘だっていうのは分かってる。だけど……ね。
「別に大した事ではなくてですね……その――」


「――にゃはは。そういう事だったんだね」
「うぅ……」
 レイジングハートが怒っていた理由。その理由は――
 新しいデバイスの稼働実験で、わたしがレイジングハート以外のデバイスを使ったからだって。
 気にしなくていいって言っていたのは、レイジングハートもあれは仕事だっていうのが理解
出来ているからなんだろうけど……
「レイジングハートって可愛いね♪」
「あぅう……っ」
 嫉妬して、むくれてるなんて可愛すぎると思う。
「大丈夫だよ。わたしの一番はレイジングハートだから」
「……はい」
 他の誰の所にもいかない。
 彼女がわたしを嫌いにならないかぎりは、ずっと側にいるよ。
 だってわたしだってレイジングハートの事が好きだから。
 だから、ず〜〜〜とね♪

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