お酒の力というのはとても恐ろしい物だ。
 お酒に酔ってしまうと普段では見れないような姿を見る事になる。
 まさか、お酒に酔った彼女があそこまで変わってしまうとは……
 本当にビックリだ。

 始まります。


「ふにゃ〜フェイトちゃん。何処に行くの〜?」
 普段ではあまり聞く事が出来ないような、猫撫で声で私にしがみ付いてくる。
「その……少し喉が渇いたから、飲み物でも飲もうかと思って」
 あと、出来れば君のためにも水を持ってこようと思うんだ。
 だって、どう考えても君は酔っ払っているからね。
 なのはの意外な一面を見れるのは嬉しいんだけど……
「ほんと? なのはを一人にするために何処か行こうとしてない?」
 瞳を潤ませながら私を見上げるなのはの姿を見ていられないんだ。
 確かにこんな、なのはも物凄く可愛い。
 だけど、私が耐えられそうにないんだ!
 何時までもこんな可愛いなのはを見ていたら、襲っていまいそうだから。
 だから、早い事なのはには正気に戻ってもらわないといけない。
 私の勝手な欲望だけで、なのはを襲うのは嫌だから。
 そういう行為は双方の合意があって、初めて意味があると思うんだ。
「本当だよ。私がなのはを一人にするわけがないじゃないか」
 私の居場所は、なのはの隣しかないんだから。それだけはあり得ないよ。
「だから飲み物を取ってくる間だけ待っててくれるかな?」
「…………嫌」
「なのは……」
 二〜三分くらいしか離れないんだから、少しくらい待っていて欲しいんだけどね。
「喉が乾いてるなら、わたしの唾液を飲んで」
「え――――んぷっ!?」
 有無を言わさず私にキスをする。
 そして、舌をねじ込んで唾液を流し込んでくる。
『な、なのは……』
『美味しい? フェイトちゃん』
 念話で問いかけるなのはの表情は、とても妖艶で……
 私は、なのはから直接流し込まれる唾液を大人しく呑み込んでいた。
「……ん、ぷはっ……」
「これで水分補給できたよね?」
「あ、うん……」
 確かに水分補給は出来たんだけど……今度は違う意味で喉が渇いてしまった。
「これでまだ、なのはの側に居る事が出来るよね♪」
 小悪魔のように微笑むなのはの笑顔に――
「なのは――」
 我慢出来ず、ベッドになのはを押し倒していた。

「いいよね? なのは」
 このまま君を襲っても。
「にゃははっ♪ 隅々まで、なのはを味わってね♪」
「くは――っ!?」
 やられた。完全にやられてしまった。
 普段では絶対に言わないような台詞を言うなのはに、私の理性は完全に崩壊していた。
 後は欲望の赴くまま彼女を貪るだけだ。
 普段のなのはも可愛いけど、こうしてお酒に酔ったなのはも、また可愛いと思う。
 ほんのりとお酒の匂いとお酒の味がする、なのはの身体を飽きる事なく貪った。  

「う〜なんか頭が痛いよぉ〜」
 二日酔いでなのはが頭痛に苦しむ。まぁ、でもそれは自業自得な所があるんだけどね。
「それに、身体の節々が痛いし……」
 ごめんなさい。それは私のせいです。少し激しくやり過ぎました。
 なのはは、あの時の事を全然覚えていない。
 その必要は無いけど、何回に一度はあんな妖艶な、なのはを見たいと思ってしまう。
 偶にはお酒を飲ませるのもいいのかもしれないね。
 偶にだけど……ね。  

 うぅ……腰が少し痛むよぉ……

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