「はぁ……ほんっと憂鬱」
 初めから分かっていたことだけど、こうして数字を出されるのはやっぱり落ち込む。
 明確なデータで事実を突きつけられるのは本当に嫌だ。
「どうして現実はこんなにも理不尽なのかしら?」
 もう少し優しく出来ていてもいいじゃない。
 それなのに、泣きたくなるくらいに現実は厳しい。
「はぁ……」
「ふぅちゃん、どうしたの? さっきから溜息ばかり吐いてるけど」
「彼方……」
「何か悩みがあるなら私に言って。何が出来るか分からないけど、助けになれるかもしれないから」
 凄く心配そうな顔で彼方が私に問いかけてくる。
 悩み事。深いため息が出る程の悩み事。憂鬱になって泣きたくなる程の悩み。
 それを彼方に相談したら助かるの? 何かしらの解決策が見えてくるの?
「ふぅちゃん」
「うん……分かったわ。私の相談、聞いてくれる?」
「うん。大好きなふぅちゃんの相談だから、きちんと真面目に聞くよ」
「じゃあ――」
 意を決して彼方に悩みを打ち明ける。ここまで悩んでいる内容を説明する。酷い現実を吐露する。
「む、胸が……」
「胸が?」
「……胸が小さいの。凄く、凄く小さいの。全然大きくなる気配がないの!」
「あ、う、うん……それがふぅちゃんの悩み?」
「ええ。私もいい大人なのに、子供みたいなサイズの胸なのよ? こんなの意味が分からないわ!」
 世の中の女性が皆大きい胸をしているわけじゃないのは分かっている。
 だけど、それでも本人としては憂鬱になる程の悩みなのだ。
 冗談抜きで『まな板』という表現が合うようなサイズの胸。これで悩まない人はいないと思うわ。
「そ、そっかぁ。ふぅちゃん、おっぱいのサイズで悩んでいるんだね」
「彼方には分からない悩みでしょうね。そんな大きな胸をぶら下げてるんだから!」
 彼方の胸は嫉妬するのもバカらしくなるサイズだ。悔しくなんかない。全然悔しくなんかないわよ!
「私だって好きでおっぱいが大きくなったわけじゃないんだけどね」
「ないよりはマシでしょ!?」
「うぅ、そうかもしれないけど……と、とにかくふぅちゃんは、おっぱいのサイズをどうにかしたいんだよね!?」
「ええ。少しでも大きくしたいわ。それこそ、肩が凝って困るくらいのサイズに」
 胸が大きくて肩が凝る。そんな台詞を一度でもいいから言ってみたいものだわ。
 私の場合だと仕事のせいで肩が凝るってことしか言うことが出来ないんだから。
 そんな台詞なんて、自分で年を取ってるって自己申告するようなものじゃない。そんなのは嫌だ。
「まさかふぅちゃんがそんな悩みを打ち明けてくるとは思わなかったよ」
「彼方の方から聞いてきたんだから、どうにかしてよ!」
 そこまで胸を大きくさせてるんだから、少しくらいは考えがあるんでしょ!?
「少し地雷を踏んじゃった気分だけど、う〜ん……ほ、方法はないわけじゃないんだけど……」
「何っ!? どんな方法があるの!? 何でもするからその方法を教えてよ!」
「本当に何でもするの? 絶対に拒否をしない?」
「しないわ! 胸を大きくさせるためなら私は――!」
 生半可な気持ちで胸を大きくしたいとは思っていない。
 だったら手術でも……と思われるかもしれないけど、さすがにソレは間違っているわ。
 そんな方法以外で大きくしないと意味がない。まがい物は後悔するだけだわ。
「そうなんだ。それじゃあ、ちょっと失礼して…………」
「ん? 何を――――って、きゃぁぁぁぁっ!?」
「ふぅちゃんのおっぱいを大きくしていくから、頑張ってね♪」
「な、なな、何をして――ちょ、ちょっと胸を揉むのは止め……あっ、んぁあっ!?」
 彼方が私の後ろに回り込んで胸を揉み始めた。
 寄せることが出来る分、全ての脂肪を寄せ集めながら胸を揉んでいる。
 いっぱい、いっぱい胸に刺激を与えてきているのだ。
「ふぅちゃん。さっき言ったよね? 何でもするって」
「い、言ったけど、でもこれは想定外って言うか……んひぃっ!」
 まさか。まさか胸を揉まれるとは思わなかった。豊胸マッサージの仕方を教えてくれたりするのかと思ったんだけど……
 そもそも普通に考えたら食事療法とかそっちを教える流れなんじゃないの!?
 それなのに。それなのに――
「ふふっ♪ ふぅちゃんのおっぱい私の手の平に簡単に収まっちゃってるね」
「う、うう……うるさい……わ、よ。んぁ」
「よく言うでしょ? おっぱいは揉んだ方が大きくなるって」
「そんなの都市伝説でしょ? 医学的根拠に基づいた奴にしてよ」
 こんな……こんな風にただ胸を揉まれるだなんて……んくぁ。
「それに、何だかんだ言ってふぅちゃんも気持ちよくなってきてるでしょ?」
「そんなことは……あっ、んぁっ、はっ、あぁぁ……んぅ」
「ほら、ふぅちゃんの乳首が段々と固くなって……あはっ♪ コリコリしてきてる」
「こ、コリコリ嫌ぁ……っ」
 彼方がコリコリと私の乳首を弄っていく。
 強めに摘みながら指の腹でコリコリと転がしてきてる。
「いっぱい、いっぱい気持ちよくなったら、その分だけおっぱいも大きくなるよ?」
「ほ、本当でしょうね……ひんっ、んぁぁ」
「本当だよ? 私がふぅちゃんの嫌がることをしたこと一度でもあった?」
「い、今! 今してるから! 現在進行形でやってるからぁ!」
 胸を弄るのは止めて欲しいって言ってるのに、それでも彼方はずっと私の胸を――乳首を弄っている。
「そんなことないよ? だって、現にふぅちゃんは喜んでるもん」
「だ、だからぁぁ……」
「自分の顔だから見えないのは仕方ないけど、ふぅちゃん今凄い顔をしてるんだよ?」
「す、凄い顔……?」
「うん。凄くエッチな顔。トロトロで今すぐにでも食べちゃいたいくらいの顔をしてるんだよ?」
「そ、そんな……」
 私がエッチな顔をしてる? 彼方に胸を弄られて気持ちよくなっちゃってる?
 そんな!? そんなバカなこと……
「ふぅちゃん、素直になろ?」
「私は意地を張ってなんか」
「せっかくだから素直になって快感を貪っていた方がいいと思うの。おっぱいを大きくする過程を楽しも?」
「ひぅ、あぁっ、んぅ、くふぁ……あっ、あぁっ、んんぃぃ」
 ビリビリと身体中に電気が走ってる。
 少しづつ頭の中が真っ白になって何も考えることが出来なくなっていってる。
 胸に与えられる刺激が――コリコリと転がされてる乳首の感触が……はっ、んはぁ。
「ひぅぁっ、あぁ……あっ、あぁああっ、はぁあ」
「ふぅちゃん」
「か、かにゃたぁ……♪」
「あはっ♪ 可愛いよふぅちゃん。ふぅちゃんの可愛い所、もっともっと私に見せて欲しいな♪」
「いにゃ。やぁ……あっ、はぁぁあぁぁ、んにゃぁ」
「呂律も回らなくなってきてるね。そろそろ、おっぱいだけじゃ物足りなくなってきたのかな?」
「しょんにゃことにゃい……」
 あ、あれ? 本当に呂律が回らなくなって、思考がダメになって……んっ、んぅぁ。
「ふぅちゃん。もっとエッチなこと、する?」
「しゅる……」
「いっぱい気持ちよくさせてあげるからね。そしてそのついでにおっぱいも大きくしてあげるね♪」
「うん」

 何もかも考えることが出来なくなって、ぽわぽわ、としてきて彼方の言われるがままに頷いてそのまま押し倒される。
 いっぱい、いっぱい彼方に弄られて――胸だけじゃなくて他の部分もたくさん弄られた。
 身体中がエッチな汁でベトベトになって、声が枯れるくらいに喘ぎ声を上げてしまった。
 何時間も彼方とエッチをして胸を弄られて、その結果が――

「一p大きくなった!?」
「おめでとう、ふぅちゃん。おっぱいが大きくなったんだね」
「うん。目標まではまだまだだけど、大きくなったのは素直に嬉しいわ!」
「そうだね。目標に届くまでいっぱい私とエッチしようね、ふぅちゃん♪」
「え、えっと……」
「一度実績を作ったんだから、否定は出来ないよね?」
「う、うぐ……」
 ジリジリと近づいてくる彼方。
 ちょ……なに、そんなに顔をニヤつかせてるのよ! 手をワキワキとさせないでよ!
「か、彼方!?」
「問答無用っ♪」
「ふにゃぁぁああぁぁあぁぁぁぁっ!?」

 一度と言わずに何度も彼方に襲われてしまった。
 何度も何度もエッチなことをして、いっぱい胸などを弄られてしまった。
 どうやら私は胸が大きくなるまでずっと彼方に襲われ続けるみたいだ。
 変に大きくなるという結果が出てしまった以上、私に断ることは出来ないし、彼方がソレを許さない。
 別に嫌じゃないけど! 嫌じゃないけど、なんか違うような気がするのよ。
 何か違うのよぉぉおぉぉおぉぉぉぉ!

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