今回はお酒を飲んで酔ってしまったなのはさんが、六課の人達を誘惑するお話です。
 若干……いや、かなりなのはさんのキャラが崩壊してるような……うん。気にしたら負けだね♪
 

 では、どうぞ。


 目の前で繰り広げられる惨事。
 その日彼らは一つの事を心に誓った。
 彼女を酔わせてはいけないという事を…………


 ある日、ヴァイスを始めその他もろもろの脇役の男性陣が、何やらコソコソと話をしていた。
「いいか。なのはさんを酔わせてあの人の本音を聞くんだ」
「本音ってどんな事を聞くんです?」
「そんな事決まってるだろ。あの人が誰を好きなのかという事だよ」
「確かに……なのはさんは色んな人に対してフラグを立てまくってるけど、本命は分からないもんな」
「だろ? だから酔わせて本音を聞くんだよ」
 何やらよくない事を話しているようだが、脇役の定めなのかこうでもしないと暇なのだろう。
 そんな可哀想な気がする会合の後――

「お、なのはさんいい所に。いい酒が手に入ったんですけど、一緒に飲みませんか?」
 まずは、ヴァイスが先陣を切ってなのはに話しかける。
「え、でもわたしお酒は……」
「まぁまぁ、いいじゃないですか。ほんの少しだけですから」
「うぅ……でも……」
「ほんとに、少しですから。本当に最高の酒なんですよ。ね、いいでしょ?」
「……す、少しだけなら……」
 初めは拒否していたが、ヴァイスの執拗な説得に少しだけ飲む事を了承する。
 しかし、ここからがヴァイスの真骨頂で巧みな話術でなのはに酒を飲ませ続け、さらには他の男性陣も加わり
酒を飲ませ続ける事に成功する。
 そして、完全に出来上がってしまったなのはは―――
「ふみゃ……わたしいかない……と……」
「え、ちょ、なのはさん?」
 ふらふらでおぼつかない足取りで何処かへと消えて行く。
 ただ呆然とそれを見届けていた男性陣は……
「皆……帰ろうか……」
 作戦も失敗し、当の本人も居なくなった事で何も出来なくなった彼らは各々自分の部屋へと帰って行く。
 そして、そのなのはさんは――

「ふにゅ〜フェイトちゃんだ〜♪」
 偶々視界に入ったフェイトに甘えるように抱きつく。
「ちょ、な、なのは!?」
 突然の事にフェイトは嬉しさより恥ずかしさが先に出てしまい、なのはを無理やり引き剥がす。
「うにゃ〜フェイトちゃん。何でなのはを引き剥がすの〜!」
 なのはは、怒りながら再びフェイトに抱きつく。
「な、なのは……本当にどうしたの?」
「どうもしにゃいの〜フェイトちゃんに〜スキンシップなの〜♪」
「す、スキンシップって……急に……」
 未だに取り乱しているフェイトになのはは――
 チュッ
「―――――っ!?」
「えへへ〜フェイトちゃんになのはからのキスなの〜♪」
 と、嬉しそうに頬笑みながらまた、何処かへと消えて行ったのだった。
 そしてキスをされたフェイトさんは……
「な、なのはにキスされた………」
 キスの余韻から立ち直れなくて、その場に暫く立っていた。

「はぁ……まったく、上層部は口五月蠅くてかなわんなぁ〜」
 上層部の人間に小言を言われて参っているはやての前に酔っているなのはさんが――
「うにゅ〜はやてちゃんだ――っ!」
「うぉっ! な、なのはちゃん!?」
 突然の登場と普段ではあり得ない彼女のテンションに、はやては目を白黒させて驚く。
「もしかしてはやてちゃんはお疲れなのかな〜」
「ま、まぁ……」
 急に手を握られ曖昧な返事をしていまう。
「だったら、なのはのお胸で癒してあげるの〜♪」
「お、お胸でってなのはちゃ……」
 はやてが何かを言い終える前になのはは、はやての手を自分の胸へと押し当てる。
 ふにゅ
「ほ、ほわ――っ! なのはちゃんのお胸は最高や――っ!」
「にゃははっ♪ よかったねはやてちゃん♪」
 満足そうに笑ってなのはは、また何処かへと姿を消す。
 そしてはやては、感動から暫く仕事に手がつかなかった。
 

 完全に悪魔となったなのはは、この後も色々な被害を出していく。

「ヴィータちゃん♪ ヴィータちゃん♪」
「な、なのはどうし――うわっ!」
「ごろごろ〜♪ ヴィータちゃんなの」
「い、いいい、一体どうしたんだよ?」
「ヴィータちゃん……なのはの事嫌いなの?」
「そ、そんなわけ無いだろ!」
「だったらいいの〜ごろごろ〜♪」
「なのは……」
 ヴィータ気を失う。

「あーっ! スバるんだぁ〜」
「な、なのはさん!?」
「ふにゅにゅ……スバるんは可愛いなぁ〜♪」
「なのはさん、何を言って……?」
「小さい時の幼いスバるんも可愛かったけど今のスバるんは、可愛いうえにエッチなの〜」
「え、エッチって……なのはさん……」
「そんなエッチなスバるん見たらなのは、我慢出来にゃいの〜」
「なのはさん―――っ!」
 スバル大量の鼻血を出して落ちる。

「あ、あの……なのはさん? 何で私膝枕をしてもらって……」
「ティアナは膝枕……嫌?」
「い、嫌とかでは無くて、その……理由を」
「それは、ティアナがわたしを誘ってたのが悪いんだよぉ〜」
「さ、誘うって……そんな事してませんっ!」
「ええ〜だってティアナいつも綺麗な足をわたしに見せてくれてたじゃない」
「み、みみ、見せてませんて」
「ぶーぶー。お仕置きなのー」
「お、お仕置きって……ちょ、そ、そんな……」
「ティアナの足はスベスベなの〜♪」
「あ、あぁぁぁぁぁぁっ!」
 ティアナ、なのはさんの手によってお仕置きされる。

「みゅ〜シグナムさんのお胸は気持ちいいの〜♪」
「な、なのはっ!?」
「おっきくて、モチモチなの〜♪」
「い、いや、私は……」
「モチモチ〜♪」
 シグナム落ちる。
 

 この後もさらに被害は拡大していき―――

「さ、さすがなのはさんだ。伊達にフラグを立てまくっているわけじゃないな」
「ああ、まさかこれほどとは……」
「それにしても――」
 なのはの手により大抵の局員は暫く仕事に復帰出来そうに無い状態になっていた。
「今、襲撃されたら終わりだな」
「おいおい、そんな物騒な事言うなよ」
「ああ、ほんと――」

『なのはさんを酔わせるのは止めよう』
 深く心に誓った彼らは、仕事が出来ない人達が復帰出来るまで必死でカバーしていたのでした。


 あとがき――
 いや、ほんとごめんなさい。なのはさんのキャラがかなり崩壊していますね。
 書いている途中でマズイかなとは思っていたんだ。でも、最後までやらないといけない気がして……
 だからこんな事に……しかし反省はしませんよ。また機会があればこんな話を……

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