夏……必要以上に暑い日々。
 何で夏になるとこうも暑くなるのだろうか?
 もう少し涼しくなってくれてもいいと思う。
 そうじゃないと、暑さで頭がオカシクなりそうだよ……

 始まります。


「……暑い」
 非常に暑い。自分の家からなのはの家に行くだけだというのに、私の体力は限界に近かった。
 そこまで遠い距離では無いのに、頭がクラクラする。
 もういっその事魔法で移動したいけど、そんな事は出来ない。
 いつ倒れてもおかしくない状態で、なんとかなのはの家に到着する。
 軽く桃子さんに挨拶をし、なのはの部屋へと急ぐ。
 なのはの笑顔を見ればきっと、この暑さなんか忘れてしまうだろうから。だから――
 しかし、そこは別の意味で熱かった。
「あ、フェイトちゃんいらっしゃい」
「な…………」
 なんと、なのはが下着姿のまま私を出迎えたのだ。
「な、なのは一体……」
 うまく言葉が出ない。だって、いきなり下着姿のなのはを見たんだよ? それなのに平静を装えるわけが無い。
「にゃははっ。暑かったからつい……ね♪」
 ぺろっと、可愛く舌を出す。
 その姿を見た瞬間、頭が沸騰しそうになる。
 せっかく外の暑さから解放されると思ったのに、中では別の意味で熱くなるとは思わなかったよ。
「本当はエアコンを点けたいんだけど、お母さんがまだ早いって言うから」
 桃子さん……私を殺す気ですか?
 なのはのこんな姿を見て私が無事なわけが無いのに、このままだと私は――
「フェイトちゃんの前でこんな格好するのは恥ずかしいんだけど、暑すぎたから……」
 なのはは申し訳なさそうに言う。そんな事全然無いというのに……
「ううん。全然大丈夫だよ!」
「そう?」
「そうだよ!」
  むしろ、もっとやってほしいくらいだよ。
 なのはは納得したようで、素敵スマイルを私に向けてくれた。
 それにしても、改めてなのはの姿を見ると一つの事実に気がつく。
『あ……なのはの下着少し濡れてる……』
 よほど暑いのだろう。汗で少し下着が湿っているのだ。そういう私も汗で服が湿ってるけど。
 その事実だけで止めていればよかったのに、必要以上に下着を見てしまったのがいけなかった。
「ぶ――――――っ!?」
「ふぇ、フェイトちゃん!?」
 み、見えた……なのはの下着に隠れるその先が……
 そんなのを見て、何もならないはずが無い。
 だからこうして、大量の鼻血と共に……
「フェイトちゃ―――――――――ん!」

 ああ……夏は本当にダメだ。
 ただでさえ暑いのに、こんな物まで見れるとは……
 はたしてこの先、長い夏を乗り切れるのだろうか? 凄く不安だ。
 はは……オカシクなりそうだ……

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