仕事の合間に出来る少しの休憩の時間。
 その少ない時間に想い浮かべる人がいる。
 彼女は今何をやっているのだろうか? 何を考えているのだろうか?
 少しでもいいから、わたしの事を想ってくれているだろうか?
 そんな事ばかり考えてしまう。
 ほんと、わたしは弱いね……

 始まります。


「ヴィータちゃん……」
 愛しき人の名前を呟く。
 彼女は今何処で何をしているのだろうか? 先ほどからそればかり考えている。
 任務で外に出ているのかな? 
 もしそうなら、彼女の無事を祈るばかりだ。
 彼女は人一倍優しくて、責任感のある人だから、また一人で大きな物を背負っているのかもしれない。
 どんなに辛くても、辛くないと言い張る。
 でも、そんな彼女も主であるはやてちゃんには、甘えるのだろう。
 彼女達が全てにおいて、優先させる大切な人。当たり前の事だけど、彼女達に……ヴィータちゃんにそこまで
想われているはやてちゃんが、正直羨ましく思う。
 わたしでは、ヴィータちゃんにそこまで想われていないから。
 いつもわたしの一方的な接触。
 もしかしたらヴィータちゃんは、そんなわたしの行動を迷惑に思っているかもしれない。
 だけど、ヴィータちゃんは絶対にそんな事を口にはしない。そりゃ、少しは冗談っぽく言う事もあるけど、
本気の本気で嫌がっているとは言わない。
 それはわたしの事が好きからとかじゃなくて、優しい彼女だから……きっと、わたしを傷つかせたくないから、
だから本気では言わない。
 そんな優しい彼女だからわたしは、諦めきれない。
 いっその事嫌いだと言ってくれたら、わたしも諦めがつくかもしれないのに、彼女の優しさが痛い。
 わたしは、誰かに愛されるような人間じゃないけど、でも……

 あなたの事を想うくらいは、してもいいですよね?

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