「く、ふふふ……っ」
 ついに、ついに完成したんや。
 私、自慢のなのはちゃん人形が。
 まぁ、人形ぐらいなら誰でも作る事が出来ると思うやろ?
 確かに人形自体は誰でも出来る。しかし私がやろうとしてる事は、そんなヌルくはない。
 この人形に魔法をかける。
 そして、なのはちゃんを私の思い通りに動かすんや。
 え? 動かしてどうするかって? そんなの……

 まぁ、始まります。


「ぐふふっ。なのはちゃん人形。これがあれば、なのはちゃんにあんな事やこんな事も出来るんやな」
 これを使って、普段は出来ないような事をさせよう。
 私の欲求の全てをぶつけるんや♪
「なのはちゃん楽しみにしててな」
「……なにを楽しみにするのかな?」
「――っ!?」
 ま、まさか……なのはちゃん?
「はやてちゃんは、そんな物を作って何をしようとしてるのかな?」
 物凄い笑顔で質問をするなのはちゃん。
 そんな顔、余計に怖いわ。
「ねぇ、はやてちゃん。わたしの質問に答えて欲しいな」
 可愛らしく小首を傾げるなのはちゃん。
 普段は可愛らしいその行動も、今回ばかりは本当に怖い。
「はやてちゃん。早く教えて」
「あ、あんな……」
「うん」
 やっぱ、言わなあかんよな。でも、言ったら絶対に怒られるやろうし……
「はやてちゃん?」
 あぁ、ダメや。これは完全に言わなあかん空気や。
 はぁ……言うか。

「あ、あんななのはちゃん」
「なにかな?」
「ご、ごめんなさい! この人形を使って、なのはちゃんにエッチな事をさせようと思ってました!」
 勢いよくなのはちゃんに謝る。
 ほんま、土下座でもするかのような勢いで謝る。
「はやてちゃん。顔をあげて」
「な、なのはちゃん……」
 もしかして、許してくれるんか?
「……許してもらえると思ってるのかな?」
「やっぱりそうですよねー」
 そんな事だと思ったわ。
「その人形は没収ね」
「……はい」
 あぁ……私の傑作がぁ。
「それと――」
「それと!?」
 まだ、何かあるんか?
「もちろん、はやてちゃんにもお仕置きをします」
「ひ、酷い!」
 それはあまりにも酷いで。
「文句があるの?」
「…………いえ」
 文句なんて一つもありません。
「じゃ、はやてちゃん覚悟してね♪」
「……はい」  

 あの後、なのはちゃんにじっくりとお仕置きをされました。
 どんな事をされたかって? 思い出すのも怖いわ。
 で、でも……私は諦めんからな。
 次は絶対、なのはちゃんにエッチな事をさせるんやからな!
 覚えとけよなのはちゃん!

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