「これは一体……どういう事だ?」
 目が覚め、自身に変な違和感を覚え調べてみると――
「ふみゅ〜統べ子ちゃ……」
「…………」
 高町なのはが隣で眠っていた。
 何故、こ奴が我の隣で眠っておるのだ?
 我となのはは違う部屋で寝ているというのに……

 始まります。


「統べ子ちゃん……♪」
 ガシっと我の服を掴んでいるなのは。
「おい、なのは。なのは!」
 とりあえずは、なのはを起こして理由を問い詰めねばならぬな。
 何故、こんなアホを事をしているのかということを……
「……ん、統べ……子ちゃん……?」
「おいなのは。貴様は一体何故、我の布団で眠っておるのだ?」
「何でって……なんでだろ?」
「疑問で返すな。疑問で……」
 質問をしておるのは我の方なんだぞ。
「にゃはは♪ 冗談だよ。ほんとは統べ子ちゃんを起こそうと部屋に来たんだけど、
眠ってる統べ子ちゃんを見てたら、なんだかわたしも眠くなっちゃって……ね♪」
「…………」
 まったく言葉が出ぬな。
「あぅ……もしかして統べ子ちゃん、怒ってる……?」
 なのはが心配そうな顔で我を覗き込む。
「別に怒ってなぞおらんわ」
「ほんと?」
「ああ」
 本当に怒ってなぞおらん。ただ少し呆れてただけ。
 それだけのことだ。
「よかった♪ 統べ子ちゃんに嫌われたかと思ったよ♪」
「な、なのは!?」
 なのはが嬉しそうに我に抱きつく。
「にはは♪ 統べ子ちゃ〜ん♪」
「や、止めぬか! なのは」
「ぬふふ〜♪」
 スリスリと頬を擦り合わせてくるなのは。

 何故、なのははこんなにも喜んでおるのだろうな。
 我が怒っていなかったからなのか?
 本当にそれだけなのか……?
「訳が分からん……」
「統べ子ちゃん?」
「いや、何でもない。気にするな」
 ただの思い違いだろう。
 なのはの事だから単純に怒っていないか心配しただけだろう。

 そうに違いない。
 きっと、そうなんだろう……

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