フェイトちゃんは可愛い。フェイトちゃんは凄く素直だ。フェイトちゃんは少しだけウッカリさんだ。
 とにかく可愛くてしかたのないフェイトちゃん。
 今日は、そんなフェイトちゃんの可愛いところを見てもらおうと思います。
 え? 見たくないって? そんなこと言わずに見ていってよ。ほんと、凄く可愛いんだから♪

 始まります。


「フェイトちゃんのバカ……」
「え……?」
「ばかばかばか、フェイトちゃんのバカ」
 少しだけ不機嫌そうにフェイトちゃんに『バカ』って言ってみる。普通の人なら怒るであろう言葉でもフェイトちゃんなら――
「な、なのは……? 私、なのはに何かしちゃったかな?」
 こんな風に自分がわたしに何かをしてしまったのかって、勝手に解釈しちゃうの。
 別に何もしてないのに、すぐに自分が悪いことをしてしまったのかって思っちゃうの。
 ほんと、ウッカリさんだよね♪ これだけでこんな反応をしちゃんんだから――
「……フェイトちゃんなんて嫌い」
 こんな事を言ってしまった日にはもの凄い反応をしてしまうだろう。
「ふぇ……?」
「大っ嫌い!」
 心苦しいけど、これも可愛いフェイトちゃんを見るためだ。ごめんね、フェイトちゃん。
「なな、なのはっ!? 嫌いにならないで! 謝るから私のこと嫌いにならないでぇ!」
 瞳に涙を浮かべながら、わたしにしがみついてくるフェイトちゃん。
 はぅぅ……可愛すぎるよ本当に。
「…………」
「なのは! なのはぁ……」
 これ以上は可哀想なので、ネタばらしをしてあげよう。
「冗談だよフェイトちゃん」
「なのは……?」
「わたしがフェイトちゃんのことを嫌いになんてなるわけがないじゃない」
 ぎゅっと、フェイトちゃんを抱き締めながら囁く。
「わたしはフェイトちゃんが世界で一番大好きだよ」
「……ほんと?」
 小動物のように小首を傾げるフェイトちゃん。ほんとに何処までも可愛いんだから困っちゃう♪
「本当だよ。わたしはフェイトちゃんが大好き……ううん、愛してるよ」
 チュッとフェイトちゃんの唇にキスをする。
「あわわわわっ!」
 あたふたとしだすフェイトちゃん。顔を真っ赤にしちゃってとことん可愛すぎる。
「フェイトちゃんのこと、絶対に離してなんかあげないんだからね」
「うん……ずっとなのはの側に居る」
 従順で素直で少しだけおバカなフェイトちゃん。
 こんな可愛い女の子が他に居るだろうか。ううん、絶対に居ないよ!

「――で、こんな話を私に聞かせてなにがしたいん?」
「ん? はやてちゃんにもフェイトちゃんの可愛さを知って欲しくて」
「二人が愛し合ってるんは、よーく分かったけどな。なのはちゃん、少しやり過ぎやで」
「そうかな……?」
「そうや」
 おかしいな。わたしは普通にフェイトちゃんを可愛がっているんだけど、やり過ぎなのかな?
 でも、仮にやり過ぎでも仕方ないよね。
 だってフェイトちゃんが可愛すぎるのが悪いんだからね♪
「はぁ……フェイトちゃんも可哀想やな……」
 何を言ってるのかな。フェイトちゃんは可哀想じゃなくて可愛いんだよ。
 まだまだ、はやてちゃんにはフェイトちゃんの可愛いところを説明しないといけないかもしれないね。
 えへへ……フェイトちゃんの可愛いエピソードはまだまだあるから、楽しみにしててねはやてちゃん♪
「――うっ、背筋がゾクッてした……」
 はやてちゃんが何を言っているのか分からないけど、はやてちゃんがフェイトちゃんの可愛さを理解するまでお話をすることにした。
 フェイトちゃんの魅力を余すことなく全て。

「いやぁぁぁぁぁあぁっ! もう堪忍してぇぇぇぇぇぇっ!」
「だ・め♪」
 うふふ……時間はたっぷりとあるもんね。
 時間をかけてはやてちゃんを洗脳……ううん、はやてちゃんにフェイトちゃんの魅力をたくさん伝えるの♪
 それがフェイトちゃんのお嫁さんの務めだよね。

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