これはレイジングハートさんの擬人化の話です。
 嫌いな人は無視して下さい。

 はっじまるよ――♪  

 『ああ、マスター。マスター、ワタシはあなたの事が――』
 マスターあなたを抱き締めたい。あなたの温もりをもっと感じたい。
 ワタシはもっとあなたと…………
 『……なのは』

 この日大きな光が観測された。

 「ん〜良く寝た〜」
 マスターが大きな欠伸をしながら、ベッドから起きる。
 「ん、レイジングハートおはよっ♪」
 「おはようございます。マスター」
 「おはよ、レイジングハ――――と?」
 マスターはワタシの姿を見るや驚きの声をあげる。

 「れ、れれれ、レイジングハートなの?」
 「はい……マスター」
 「そ、それ……どうしたの?」
 「……分かりません」
 今のワタシの状況は、何故か体が人間と同じになっているのである。
 「ほ、本当にレイジングハートなんだよね?」
 首を傾げるその姿も可愛い。
 「はい、マスター。形がマスターと同じ人間になってしまっている事以外は、
何も変わりはありません」
 それにしてもどうしてこんな事に……こんな事は初めての事でどうすればいいのか、
全く分からない。
 「でも、どうしてそんな姿に……?」
 「分かりません」
 分かりませんけど、でも一つ心当たりがあるとすれば、なのは……あなたを
 抱きしめたい。そう思ったから?
 「それにしても……レイジングハートって、美人さんなんだね」
 「……え?」
 「声の感じから美人さんだとは思っていたけど、こう形になるとすごいね」
 そう言うとマスターはワタシの事をジロジロと舐め回すように見つめる。
 「あ、あの……マスター?」
 「う〜ん…………」
 「マスター?」
 「……よしっ!」
 マスターは何かを決意したようで、ワタシに一つの事を提案する。

 「レイジングハート、わたしの事マスターじゃなくて、名前で呼んで」

 「な、名前ですか!?」
 確かに本人を前にしてマスターを名前で呼ぶのは憧れているけど、いざその時になると照れます。
 「うん♪ なのはって呼んで」
 「な、ななな…………」

 「……なのは」

 「うん♪ レイジングハート♪」
 名前を呼ばれた時のマスターの顔はとても可愛らしくて、つい見惚れてしまった。
 「理由は分からないけど、折角この姿になったんだから、前以上に仲良くなれるといいな♪」
 「……はい。宜しくお願いします、なのは」
 この日ワタシがなのはと出会って初めて握手をする事が出来た。
 どうしてこの姿になったのかは分からないけど、どうせならあなたと色々な事をしてみたいです。
 この先どうなるかは分からないけど、なのはの温かい手の感触を感じながら一つの決意をする。

inserted by FC2 system