「な、なのはちゃん! これはさすがにアカンと思うんやけど……」
「ふふ……はやてちゃんは、なにを言ってるのかな? こんなのは、はやてちゃんがい
つもしてることじゃない」
「せ、せやけど……」
 こんな堂々と胸を揉まれるのは、恥ずかしいっていうか、私としては相手を恥ずかし
がらせたいっていうか……取り合えず勘弁してもらえんかな?
「にゃはは♪ 許すと思う?」
「思えへんなー」
「だよね♪ だってこれはいつも、はやてちゃんがわたしにしてることだもんね?」
 ニッコリと爽やかな笑みを浮かべるなのはちゃん。は、はは……あぁ、誰か助けてくれ
へんやろうか? 誰でもいいから。誰でも……

 始まります。


「な、なのはちゃん! 少し強く揉みすぎやて……」
「ん〜そうかなぁ? そんな強く揉んでるつもりはないんだけどなぁ〜」
 そんなことないと言うなのはちゃん。その間も胸を揉むのは止めてくれず、ムニムニと揉んでくる。
「あっ! は……んっ、そ、そこは……んんっ!」
「にゅふふ♪ はやてちゃんは可愛いね」
「そん、なこと……っ!?」
 うぅ……なんで私がこんな風に責められないかんの?
 本来、責めるのは私の役割やろ。それなのに何で攻守が逆転しとるん? おかしい。
おかしすぎやろこれは。なのはちゃんもそう思うよな?
「ん〜確かにそうだけど、たまにはこういうのもいいんじゃないかな? だって、はやて
ちゃんにわたしの気持ちを知ってもらえるんだから。そして、わたしははやてちゃんの気
持ちを知ることができる。これって素敵なことだよね♪」
 確かにそれは素敵なことかもしれん。でも……な、私はこんな理解のしかたは望んでなんかいな――
「くぅんっ!?」
「にゃはは♪ 今のはやてちゃん、犬さんみたいだったね」
 うぐぐ……なのはちゃんに、いいように遊ばれてるな。なんとか仕返しをしたいんやけど……
「はやてちゃんの胸、ずっと触っていたくなるくらい気持ちいいね♪」
 この有様である。これは正直、勝てそうにないな。
「はやてちゃんの胸を触るの癖になっちゃうかも」
 酷く恐ろしい台詞を吐くなのはちゃん。
 アカン! これはアカンで!
 されるがままに弄られるなんて私のキャラと違うやろ。こんなの私やない!
「なのはちゃん!」
「きゃっ!? な、何!?」
「次は私が、なのはちゃんを責めてあげるからな」
「ひゃっ!? あ、ダメ…はやてちゃんはダメなの」
 必死に抵抗を試みるなのはちゃん。はは、でも残念やな。この逆転のチャンス、私が手放すと思うか?
 手放すはずがないやろ。
 さっきのお返しはきっちりとせなあかんからな。
「なのはちゃん、覚悟はええやろな?」
「う〜ん……覚悟はできないかも」
「そんなんが通用すると思うか?」
「……思わない」
「せやろ」
 だから、諦めて思いっきり胸を揉まれるんやな。
 ははは、腕がなるなぁ。
 あはははははははは♪

「うぅ……ぐすっ。はやてちゃんのばかぁ」
 真っ赤な顔のなにはちゃんが文句を言う。でも、今の私にはなにも効かへんよ。
 なのはちゃんのオッパイを補給したからな。
「ばか……ほんとにバカ」
「ははは♪」
 あーやっぱり、これが本来の私達のやり取りやよね。
 うんうん、やはりいつも通りが一番やな。
 ほんと、いつも通りが……な。

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