誰かを守りたくて選んだ魔導師の道。
 誰かを守り、誰かのために傷つき、誰かのために涙を流す。
 不特定多数を守るなのは。じゃあ……誰がなのはを守るの?

 始まります。


 なのはは昔から真っすぐで、本当に一直線な子だから誰かを守ると決めて、その事だけを
考えて日々を過ごしている。
 なのはには魔法の才能があって、だけどその才能に驕るんじゃなくて、一生懸命努力して、
 実際にたくさんの人を助けている。
 それは実に素晴らしい事なんだと思う。
 だけど、それじゃあ――
 なのはは一体誰に守ってもらうの?
 なのはは強い。だけど、それ以上に心が弱い。
 自分一人で抱えて、悩んで、無茶をする。
 そんな性格の子だから、誰かが側で見てあげてないといけない。
 出来る事ならあたしが側で守ってあげたいわよ。
 でもあたしじゃ、なのはの側に居る事は出来ない。
 あたしとなのはは、住む世界が違うから。
 決して会う事が出来ないわけじゃないけど、気軽に会う事は出来ない。
 だから……
 誰でもいいから、あたしの代わりになのはを守って欲しい。    

 あの真っすぐを見る事しか出来ない純粋でちょっとドジな彼女を――

 ずっと……永遠に守ってあげてください。

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