「あ……っ、止め……っ!」
「止めない。絶対に止めない」
「な、何で……!?」
「お前が――なのはが悪いんだ! あたしの気持ちなんか知らずにずっと、ずっと――」
 語気を強めながらヴィータちゃんが、わたしの服を脱がせる。
 何で? どうしてヴィータちゃんがこんな乱暴なことをするの? 分からないよわたしは。

 始まります。


「お願いだからヴィータちゃん止めて……」
 必死に両手で身体を隠しながら、ヴィータちゃんにお願いをする。
「ヴィータちゃんはこんなことをするような人じゃないよね? だから――」
「うるさいっ! なのはにそんなこと言われたくなんか無い!」
「ヴィータちゃん……」
「それに、全部全部なのはが悪いんだ! なのはがあたしに――」
 目に涙を溜めながらもわたしに怒りをぶつけるヴィータちゃん。
 分からない。どうしてヴィータちゃんがこんなにも怒っているのか本当に分からないよ。
 だけどもし、わたしが悪いのなら――
「ごめんねヴィータちゃん。わたしが悪いことをしたのなら謝るから、だから理由を教えて」
 まずは話し合おう? そうしたらきっと――
「もう遅いんだよなのは。あたしはもう止まることなんて出来ない。ただ自分の欲望の
ために、なのはを犯すんだ」
 そう言って、わたしの胸に舌を這わせるヴィータちゃん。
 あぁ、本当にどうしてヴィータちゃんがこんな行動を……普段のヴィータちゃんは、
こんなことをするような人じゃないのに。
 ヴィータちゃんの行動を止めたい。そう思っているのに――
「んぅ、あっ……や、あっ、はっ……ぅ」
「れろ……っ、なのは、お前胸が弱いんだな……」
「ち、違っ……そんなこと――」
「分かってるよ。こんなにも乳首が立ってんだもんな、強いわけがないだろ」
「〜〜〜っ!」
 ニヤリと不敵な笑みを浮かべるヴィータちゃん。本当に今日のヴィータちゃんはどうしたんだろう?
「こ、こんなの、こんなのヴィータちゃんじゃないよ!」
「……そう、かもな。だけどあたしは、なのはが好きなんだ。なのはを自分の物にしたいんだよ」
「そうだったんだ……」
「ああ。だから――」


「――って、おい! 何だよこれは!」
 ヴィータちゃんが大きな声をあげながらわたしに詰め寄ってくる。
「何って、わたしとヴィータちゃんの馴れ初め?」
「いやいや全然違うからな! ねつ造もいいところだろ!」
「そうかな? こんな感じじゃなかったかな?」
 わたしの記憶ではこんな感じなんだけどな。
「あり得ないからな! つーか何であたしが、鬼畜キャラになってんだよ!」
「……願望、かな?」
「はぁ!?」
「にゃははっ♪ 冗談だよ冗談……」
「――ったく、勘弁してくれよ」
 今のところは……ね。だけどねヴィータちゃん。偶には乱暴な感じにしてもいいんだよ?
 ただただ愛されるだけじゃなくて、ほんのちょっとの刺激があった方が楽しいから。

 ――って、これじゃあ変な人みたいだね。
 だけど、強引なヴィータちゃん……少しくらいは見てみたいかも。

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